辺野古の埋め立てに関する活動

  • 辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の活動について

大浦湾・辺野古沖の多様な海の生物・ジュゴンを守ろう!

海の生き物を守る会は、生物多様性を誇る沖縄県名護市の大浦湾・辺野古沖の埋立に反対して、「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」に参加しています。

本土からの辺野古土砂採取計画撤回第三次署名提出にむけて

安倍政権は、沖縄県内からの土砂だけでは埋立ができないことから、西日本各地の14カ所以上の山を削り、海砂を採取し、合計21,000,000m³の土砂で辺野古の海の埋立を強行しようとしています。

協議会ではこの埋立用に故郷の土砂を送らないよう要請する署名活動を行い、これまで10万筆を超える署名が集められました。しかしながら、沖縄の民意を無視して辺野古の埋め立て工事が強行されています。辺野古現地での反対運動とともに、私たちの本土から埋め立て用の土砂を送らせない運動も、今後重要になってきます。土砂搬出反対の署名も現在、新しい用紙でさらに多くの署名を集めています。署名活動にご協力をお願いいたします。

搬出元6県に規制強化を要請

辺野古に持ち込まれる土砂は、福岡県、長崎県、熊本県、鹿児島県、山口県、香川県の6県で山を削り採取したもの。これらの採石地では、アルゼンチンアリやハイイロゴケグモを確認しており、これらの外来生物が土砂と共に沖縄に搬入されることは、辺野古のみならず、沖縄島の生態系にも悪影響を与える可能性がある。土砂全協では、これら6県に対して、沖縄県との連携を働きかけている。沖縄県が「県外土砂搬入規制条例」に基づき、採石地で特定外来生物の有無を調査する場合などで、各県職員を現地へ派遣することの協力を要請する。協議会の湯浅一郎顧問は「6県とも生物多様性地域戦略を策定している。それを推進する立場で、沖縄県の条例に協力すべきだ」と述べ、搬出が予定されている採石地のほとんどが「生物多様性重要海域」に指定されていることからも、土砂の採石・搬出は、辺野古のみならず搬出地の環境も破壊することを指摘している。

香川県庁に要請行動:「故郷の土で辺野古に基地を作らせない香川連絡会」は、香川県と小豆島の土砂搬出について交渉した。県側は、沖縄県からの協力要請があったときは協力連携するかとの問いに、「要請があれば検討する」との答えにとどまった。採石業者が大量の土砂を野積みさせていること、土砂の海水による洗浄がなされて海への影響が懸念されることなどを訴えたのに対して、業者に「海水洗浄を止めるよう指導をした、その後されていない」とだけ答えた。
熊本県からの回答;先に出していた要請書に対して、県から「沖縄県から要請があれば、国と協議し検討する」「『重要海域』は保全対象ではない。今後国の動きを注視する」と、国に依存する姿勢を明らかにした。(熊本県連絡協議会)
山口県との交渉から:山口県議会で山口県は議員の質問(沖縄県から協力要請があった場合の対応は?)に答えて「できないこともあるが、できることには真摯に対応する」と答えた。また、採石事業所内で特定外来生物が見つかった場合「現場に行って駆除を指導する」と具体的な回答を行った。これまでの「具体的な要請がないので答えられないとしてきた態度から一歩踏み込んだ回答が得られた。(「『辺野古に土砂を送らせない!』山口のこえ」)

奥港・本部港から辺野古に砕石を海上搬送 沖縄防衛局 埋め立て工事を急ぐ

辺野古の埋立に使われる土砂は、西日本各地の山を削り採取したものだが、実はそれ以外にまずは沖縄本島内部で採取した土砂・砕石670万m³(全体の3分の1)が使われる。これまで主として本部(もとぶ)にある採石場からトラックで搬送していたが、キャンプ・シュワブのゲート前では市民が座り込むなどして、搬入に抗議しているため、搬入に遅れが出ていた。そこで沖縄防衛局は、国頭村奥港と本部町本部港から辺野古に直接船で砕石を搬送することを開始した。海上輸送を始める直前、防衛局は沖縄県にその旨を通知したが、沖縄県が奥港から辺野古へ至る輸送路はジュゴンの生息域であることから、環境への配慮を指示し、辺野古に建設中の護岸を使っての搬入は計画変更に当たるとして、変更許可を申請するように指示したが、防衛局は計画変更には当たらないと拒否した。しかし、奥港桟橋の使用許可が出されており、本部港では使用申請も出されていないまま使用されていることから、辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会では、沖縄県と本部町に、許可を取り消すよう申し入れた。

  • 辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会の活動について

辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会

パンフレット表紙

海の生き物を守る会が参加している「辺野古土砂搬出反対全国連絡協議会」では、活動を広めるためにパンフレットを発行しました。

1部500円をカンパとしていただいています。ご希望の方はこちらからお知らせください。

1部500円+送料のお振り込み先:
ゆうちょ銀行19230-2848391 ムカイヒロシ

 

  • 沖縄県知事の辺野古埋め立て取り消しを支持する

JELF(日本環境法律家連盟)の声明に賛同しました
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日本環境法律家連盟/意見書.pdfへのリンク

2016年2月4日に、日本環境法律家連盟(JELF)が、沖縄県知事が前知事の辺野古埋立承認を取り消す決定をしたことを支持し、これに対する国の対抗手段を批判する声明をだし、環境諸団体に賛同を求めてきました。

海の生き物を守る会でも、辺野古海域と大浦湾の自然を守るために、この声明を支持して賛同することを、運営委員会で決め、通知しました。

JELF は、環境問題の裁判などで活躍している環境を守る弁護士たちで構成されている団体です。これまでも上関の埋め立て阻止の自然の権利訴訟や、諫早湾、辺野古のジュゴン訴訟などの環境を守る訴訟で活躍しています。

これまでに賛同した環境NGO は、多数に上っています。

また、全国の弁護士で構成される日本弁護士連盟(日弁連)は、沖縄県知事の埋立承認取り消しを支持する会長声明を出しています。環境の面からも、辺野古の新基地建設反対のうねりは、大きくなっています。

 

  • 奄美の海を守る要望書を3省に提出しました

20151218奄美大島6

要望書を手渡す向井代表

2015年12月18~19日に、奄美大島で行われたワークショップ「奄美の海の危機」において決議された奄美の海を守る要望書を、2016年1月22日に、衆議院議員会館において、赤嶺政賢衆議院議員の紹介で、環境省、国交省、経産省の担当者に手渡し、奄美の海の危機について説明し、環境保全を要望しました。

要望内容は、環境省と経産省には、奄美の土砂採取事業(辺野古の埋め立て用に沖縄に搬出予定)によって壊される海のサンゴ礁の問題について、環境省と国交省には、奄美諸島の砂浜が減衰・消失している問題について、海砂の採取を禁止することなどについて要望しました。

省庁側からの返答は、どれも所轄は鹿児島県であり、省庁としては、鹿児島県の対応を見守っているというもので、国の責任を感じさせないものでした。

先に、同趣旨の要望書を鹿児島県知事に提出しました。知事宛の要望書は以下の通りです。

サンゴ礁保全に関する要望書

サンゴ礁保全に関する要望書

砂浜保全に関する要望書

砂浜保全に関する要望書

 

  • 「辺野古埋立土砂搬出反対」全国連絡協議会 15団体が結集

海の生き物を守る会では、2015年5月31日に奄美市で結成された「『辺野古埋立土砂搬出反対』全国連絡協議会」に参加しています。これまでの活動について、以下のように報告します。

2015年

5月31日 奄美市で7団体による全国連絡協議会が発足、海の生き物を守る会も参加
     →辺野古へ埋め立て用土砂を送らないよう訴える署名活動を開始
6月20日 北九州市小倉で「辺野古土砂搬出反対」北九州連絡会が発足、向井が講演
9月14日 「辺野古土砂搬出反対熊本県連絡協議会」が、採石2業者へ申し入れ
9月19日 香川県小豆島で、第2回全国連絡協議会総会、向井が小豆島の採石場前潜水調査および講演
     →「故郷の土で辺野古に基地を作らせない香川連絡会」発足へ
10月3日 長崎市で第3回全国連絡協議会総会に向井出席
     →共同代表(大津幸夫・阿部悦子)・事務局長(松本宣崇)・顧問(青木敬介・向井 宏・湯浅一郎)を決定、向井・湯浅が講演
10月15日 辺野古へ土砂を送らない請願署名52,429筆を内閣府に提出、同時に「採石法に関する公開質問状」を経済産業省に提出

2016年

1月14日 「辺野古のケーソンを作らせない三重県民の会」が全国連絡協議会に参加
1月17日 山口県周南市で「『辺野古に土砂を送らせない!』山口のこえ」が発足
1月22日 参議院議員会館で「辺野古土砂搬出地からの報告」集会

2月21日 「辺野古に基地を作らせない国会包囲行動」で阿部共同代表が挨拶する予定
4月18日 全国連絡協議会の名護市集会を予定

  • 辺野古埋め立て反対

海の生き物を守る会も環境保護団体の声明に賛同

辺野古をめぐる緊迫した状況はご存知の通りです。

生物多様性や環境・平和問題に取り組む国内外の幅広い NGO・市民団体が辺野古新基地建設に反対し、作業の中止を求める以下の緊急声明への賛同を呼びかけています。

私たちも賛同に加わりました。

今後広く国内外の個人の署名を集め、日米両政府に提出します。

★二次締め切りは2015年4月19日です。ぜひ、下記のサイトからの署名および多方面への呼びかけにご協力をよろしくお願いいたします。
<日本語> http://www.foejapan.org/aid/henoko/pr_150325.html
Change.org のページ:http://goo.gl/mQwGBg
<英語> http://www.foejapan.org/en/aid/150325.html
Change.org のページ:http://goo.gl/QiWW5d
紙の署名用紙(PDF)※文面は下記

http://www.foejapan.org/aid/henoko/150325_sign.pdf

NGO共同声明_辺野古新基地建設反対.txt

 

  • 海の生き物を守る会 初めての街頭活動 と 共同声明に賛同

『辺野古新基地および高江ヘリパッド建設に強く抗議し
計画の撤回を求める環境団体の声明と要請
~軍事基地建設ではなく世界自然遺産への登録を~』
20140718京都

20140718京都

2014年7月18日(金)、辺野古の海とジュゴンを守るために、米軍基地の建設に反対する市民の緊急行動に合わせて、京都駅前で海の生き物を守る会として抗議のスタンディングおよび署名活動に取り組みました。

また、共同声明『辺野古新基地および高江ヘリパッド建設に強く抗議し計画の撤回を求める環境団体の声明と要請~軍事基地建設ではなく世界自然遺産への登録を~』(メールマガジンうみひるも No.141 6~8ページに転載)に賛同しました。

この共同声明は、5月22日の院内集会(衆議院第2議員会館)で発表し、23日付けで内閣総理大臣、沖縄県知事宛に郵送しました。その後、防衛大臣には、6月2日の防衛省前集会で、同省の担当官に手渡しました。また、この共同声明の英文版を作成し、7月11日にオバマ大統領、ケネディ駐日大使に郵送しました。